こんにちは。
和泉市を中心に頭痛・不眠専門に出張整体を行っている春うららの小林です。
今日は「注意」についてです。
巷ではスマホ歩きなど注意が散漫になり、危険な場面やコップに入った水を運ぶときに注意しているにもかかわらず、こぼしてしまったなど注意散漫になることがありますね。
ではなぜそんなことがおきてしまうのでしょうか・・・?
注意とは・・・情報を選択する能力である。注意といっても実にいろいろあります。
持続:持続あるいは繰り返して行われる活動の間、反応行動を持続させる能力
選択注意:複数の刺激にたいして本来の作業を行う能力
転換性注意:複数の情報処理を交互に行う
分配性注意:2つの作業を同時に処理する
スマホばかりに注意して周りの環境に対する注意が及んでいなかったり、コップに集中しすぎて身体操作がおぼつかなくなったりしているわけですね。脳はさまざまな選択をしてくれています。これが病気になると情報が選択できなくなってしまいます。高次脳障害の一つとされています。なんで注意できないの!!と怒られても脳の状況が選択できないのだとすると怒られてもなおりませんね。
特に物事を決めるまでには脳でさまざまな過程を踏んでいます。
引用『認知症ケア研究誌3:45-47,2019』山口晴保より
情報が入ってくる前に脳は無意識に取捨選択しています。これができないと莫大な情報にどうすればよいかわからなくなってしまいます。コップに水が入っていることを水の重さやコップの視覚情報などから知覚し、状況を認知します。これを台所まで運ぶために揺らさないように慎重にお盆を持って、足を運ぶという運動を制御することで、1歩ずつコップを運ぶことができます。1つの動作にはたくさんの過程を踏んでおり、これには多くの注意が必要とされます。
どうでしたか?注意する能力がいかに必要かわかると思います。
運動や意思決定を行ってくれるのは神経です。神経に対するコンディショニングは重要です。
注意力が散漫になっている方はぜひ一度カラダを整えてみてください。
お読みくださりありがとうございました。